【資格利権】資格で得するのは合格者ではなく運営側

【資格利権】資格で得するのは合格者ではなく運営側

ほとんどの資格の勉強というのは、基本的に単なる消費行動だと思う。

これが資格マニアを5年近く続けてたどり着いた結論だ。

本当に合格者の利益になるような資格というのはかなり限られる。

その資格がなくては業務ができないような資格で、尚且つ有資格者が足りておらず、平均以上の収入が見込めるものだけだ。

ここまで条件をつけると、当てはまる資格は1割~2割程度だろう。まず思いつくのが医師免許。看護師や薬剤師も当てはまるかもしれない。税理士や弁護士などの一部の侍資格も当てはまるのかもしれない。

それ以外の資格で利益を得るのは、合格者ではなく、その資格の運営者や教材を提供する資格業者だけだ。

資格利権というもの

資格利権というものは確実に存在する。

資格の運営側の人間は受験者が増えれば増えるだけ利益が出る。

資格の教材を提供する会社もそうだ。

そういう人々が資格の重要性を説いて、無知な人々を資格勉強へと誘うのだ。

「この資格があれば就職できますよ!」

「この資格は合格者が不足しています。」

「資格で年収アップ」

すべてよくある歌い文句である。

国家資格の場合、運営側がこのような宣伝をすることはない。ただ、その資格に群がる資格業者が勝手に資格の宣伝をしてくれるのだ。

そして、国が「この資格がないとこのような業務ができません」と後押しをしてくれるのだ。

これまでは資格なんてなくても出来た業務が、有資格者しかできなくなることなんて日常茶飯事だ。コンプライアンス意識が強い企業は、社員にその資格をこぞって受けさせようとする。

それが試験がある資格ならまだ受験者の勉強になるが、講習だけの資格の場合もある。そのようなケースでは、講習を数日受講しただけの人がたちまち有資格者になるのだ。

講習を受講した人と受講していない人の差などほとんどない。

だが、講習を受講していない人は、業務に携われないのだ。

資格なんてほとんどがこの構造だと思う。

その資格に価値があるなんて誰が決めたのだろう。

その資格がないと本当に業務ができないのか。

結局、ほとんどの資格の受験者というのは、制度の奴隷だ。その奴隷も収入が良ければ文句はないかもしれない。しかし、低所得者や無職の人が希望を求めて資格にすがるのは見ていて悲しくなる。

そして、資格ビジネスで儲かるのは、その資格をすすめる人たちなのだ。運営者しかり、資格業者しかり、そしてネット上でブログやサイトを運営するアフィリエイター達も少なからず利益を享受している。

これが資格の勉強は消費行動たる理由だ。

資格を受験する人は、必ず金を落とす。その金で運営者やその周辺の人が潤う。しかし、合格者は払った額や時間に見合った対価を得られるかというとかなり疑問だ。

一番資格ビジネスで儲かるのは、天下りの人間。次に運営側の人間や資格業者。これが資格ビジネスの本当の構造だ。

資格の価値なんて砂上の楼閣なのだ。運営側やその周囲の人間は資格の価値を説く。しかし、その本当の価値なんて実際誰も分からないことがほとんどだ。

こうやって私は資格の勉強に疑問を感じたのだ。