お人好しな日本は舐められる
- 2020.05.31
- 趣味と社会

有名な話ですが、インドネシアの高速鉄道の話です。
日本と中国がインドネシアの高速鉄道事業を入札で競い合ったが、日本は敗れたという話。
中国が事業を請け負ったのですが、どうも雲行きが怪しいらしいです。
舐められるお人好しな日本
そもそもこの事業。
元々は日本が請け負うことが濃厚だったようです。
日本が現地で自費で測量したりして、事業の準備を進めていました。
その資料をインドネシア政府に渡したところ、インドネシア政府がその資料を中国に渡して、中国と交渉したのが事の発端。中国は調査費用がかからないので、日本よりかなり安い値段で見積もりを出したというお話。
そりゃ安い方が良いよね!と義理も人情もないインドネシア人は思う訳です。
忖度とか人情なんて日本だけでしか通用しないのです。
結局、お人好しな日本が馬鹿をみたというのが過去の話。
そして時が経ち、現在に。
所詮、中国製なんて安かろう悪かろう。
という訳で、工事も納期が遅れ、予定が完全に狂ったようです。
そこで、インドネシアは今度は日本の計画への参入を望んでいるというお話。
馬鹿みたいな話ですよね。
日本の参入を望んでいるのは、国の威信をかけて事業に取り組んでいる中国へのけん制かもしれません。しかし、一度裏切った相手にまた頼ろうとするとは、インドネシアも図々しいを通り越して呆れます。
また、日本が参入しても、美味しいところは全て中国が持って行くことになるでしょう。まぁ、絶対参入しないと思いますがね。
そろそろ日本も気づいて欲しいです。お人好しなだけでは世界では舐められるということを。お隣の韓国との外交でも散々学んだことでしょう。しかし、またお人好しを繰り返す日本。
政治や外交ではお人好しで馬鹿な日本は治らないと諦めましたが、ビジネスの分野だけでは、賢く立ち回って欲しいものです。
その肝心のビジネス界が今最もお人好しで世界に出て行ってでだまされてどうしようもなくなっているのが多いみたいだけどね。それでもまた性懲りもなく騙されに行くみたいな雰囲気
そうなんですね。
日本は損して得とれなんて言葉がありますからね。
確かに日本だと通用するのですが、グローバルでビジネスをするとなるとある種の冷徹さみたいなものが必要なのかもしれませんね。