コロナで氷河期世代の失業も大幅増加
- 2020.06.11
- 趣味と社会

当たり前のことですが。
コロナなどの緊急事態で一番最初に切られるのは身分の不安定な派遣や契約社員。
そうなってくると、若いころに正社員になれなかった氷河期世代の失業が増えるのは必然。
そんなわけでまた氷河期世代が苦難の時を迎えているそうです。
不幸続きの氷河期世代
私も氷河期世代です。
特に私の世代が大学を卒業した2000年前半は酷かった。
普通に大学を卒業しただけでは正社員で就職できない時代でした。それなりの就職ができたのは、中堅以上の大学卒や理系卒や専門職くらいでした。
私の友達も普通にフリーターをしていた人が多かった時代でした。
そして氷河期世代はITバブルを迎えます。私の周りではここで就職できた人が多かったように感じます。ただ、就職してすぐにリーマンショックを迎えるのでした。
初めて就職する時に、固い企業や公務員に就職できた人は良かったのですが、妥協して派遣や契約社員で働いていた人は悲惨でした。
スキルや経験のない30歳前後の無職が誕生です。そんな人は景気が良くなっても大した職につけません。結局仕方なくまた景気が上向いたら派遣や契約社員に戻るのでした。
そして景気が右肩上がりの2010年代を迎えます。しかし、30代の氷河期世代は転職するにも一苦労です。ここで頑張って良い転職が出来た人は少数でしょう。何もしないで派遣や契約社員を続けていた人は今回のコロナショックを何も準備しないまま迎えるわけです。
今回の新型コロナウィルスの影響で解雇や雇い止めが増えているそうです。その多くは氷河期世代のようです。
現状は、「派遣切り」が横行し雇用危機につながった二〇〇八年のリーマン・ショック後の状況に近づきつつあるそうです。
ここまでくると例えコロナ後に景気が回復しても、氷河期世代は皆40代以上。まともな就職なんて夢のまた夢。
結局また派遣や契約社員など不安定な身分に戻らざるを得ないでしょう。
そして、周期的に繰り返す好景気と不景気。
10年スパンで不景気が来ています。そこから計算すると、氷河期世代が現役世代を終える前にまた不景気がやってくるでしょう。
その頃には氷河期世代は60手前。
年金も貰っていません。そこで首を切られたらまともな再就職どころか、妥協した再就職も無理です。
そして生活保護の氷河期世代が爆誕するのです。
そして生活保護崩壊へ…
ほんと氷河期世代は踏んだり蹴ったりですね。
まぁ、私は別に氷河期世代の自分のことを不幸だとか思っていませんが、世の中を恨んでいる同世代は多そうです。
15年後くらいはさらに不安定な世の中になると予想しておきますか。
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